角幡唯介(かくはた・ゆうすけ)
1976(昭和51)年北海道生まれ。早稲田大学卒業。同大探検部OB。新聞記者を経て探検家・作家に。
チベット奥地にあるツアンポー峡谷を探検した記録『空白の五マイル』で開高健ノンフィクション賞、大宅壮一ノンフィクション賞などを受賞。その後、北極で全滅した英国フランクリン探検隊の足跡を追った『アグルーカの行方』や、行方不明になった沖縄のマグロ漁船を追った『漂流』など、自身の冒険旅行と取材調査を融合した作品を発表する。2018年には、太陽が昇らない北極の極夜を探検した『極夜行』でYahoo!ニュース | 本屋大賞 2018年ノンフィクション本大賞、大佛次郎賞を受賞し話題となった。翌年、『極夜行』の準備活動をつづった『極夜行前』を刊行。2019年1月からグリーンランド最北の村シオラパルクで犬橇を開始し、毎年二カ月近くの長期旅行を継続している。
主な著書
- 『空白の五マイル チベット、世界最大のツアンポー峡谷に挑む』集英社 2010年
第8回開高健ノンフィクション賞
第42回大宅壮一ノンフィクション賞
第1回梅棹忠夫・山と探検文学賞 - 『雪男は向こうからやって来た』集英社 2011年
第31回新田次郎文学賞 - 『探検家、36歳の憂鬱』文藝春秋 2012年
- 『アグルーカの行方 129人全員死亡、フランクリン隊が見た北極』集英社 2012年
第35回講談社ノンフィクション賞 - 『探検家の日々本本』幻冬舎 2015年
第69回毎日出版文化賞書評賞 - 『漂流』新潮社 2016年
- 『探検家、40歳の事情』文藝春秋 2016年
- 『極夜行』文藝春秋 2018年
Yahoo!ニュース | 本屋大賞 2018年ノンフィクション本大賞
大佛次郎賞 - 『新・冒険論』集英社インターナショナル 2018年
- 『極夜行前』文藝春秋 2019年
- 『探検家とペネロペちゃん』幻冬舎 2019年
- 『エベレストには登らない』小学館 2019年
- 『そこにある山 結婚と冒険について』中央公論新社 2020年