愛犬は自分の内面までを映す鏡?
2011年4月28日
犬についての会話をしていると、会話相手が犬飼いの場合はもちろん、関係ない人のときでも私はよくこういうことを言う。それは「飼っている犬は、飼い主に似てくる」ということだ。このことは都市伝説的にも言われているようで、私も最初はその程度のマユツバもののことだと思っていたのだが、犬との生活が10年を軽く越え、多くの犬や飼い主たちと交流を重ねるにしたがって、個人的には深い確信を持つようになってしまった。
私は学者でも研究者でもないから、学術的な根拠に基づいて言っているのではないが、「○○くんはそのご家庭の旦那さんのマイペースなところが似ているし、最近は風貌さえもだんだん似てきた」、「△△ちゃんはスラッとした美人の飼い主に容姿がそっくりで、たぶんちょっと気が強いところも、甘え上手なところも似ているのではと感じている」、「□□ちゃんの鳴き声の甲高さは奥様のハイトーンボイスと同類だし、××ちゃんの女王さま的でちょっと意地悪な点は、うちの娘にそっくりだと、お父さんがひっそりと私に耳打ちしてくれた」などなど、「うんうん」とうなずいてしまう内容が多い。
さて、この話題の反応はというと、犬を飼っている人の場合はたいがい「そうそう」と飼い主に似てくるということに賛意を示してくれる。逆に犬のことをあまり知らなかったり、飼った経験がない人は「へえっ〜」と驚かれるケースが多い。