大場千景さんが日本文化人類学会奨励賞を受賞
2015年7月25日
大場千景さんが、第10回日本文化人類学会奨励賞を受賞されました。この賞は「無文字社会における『歴史』の構造―エチオピア南部ボラナにおける口頭年代史を事例として」(『文化人類学』第78巻1号、2013年)の業績を対象とするものです。
大場さんの長年にわたるフィールドワークの成果は、受賞対象論文と同時に、『無文字社会における歴史の生成と記憶の技法 口語年代史を継承するエチオピア南部ボラナ社会』(清水弘文堂書房刊)という成果にもつながっています。現代では希少な口誦伝承が残る社会の一端に、ぜひ触れてみてください。