新刊本のご案内。栗田亘著『樹寄せ72種+3人とのエコ・トーク』
2010年12月3日
おかしな日です。昨夜から今朝にかけての大雨。そして、木木を激しく揺らす、強い風。雨があがったと思ったら、師走とは思えない、夏のような日差し。編集室まえの海も大荒れで、海辺の町では台風でもやってきたかのような騒ぎです。
さて、新刊本のご案内です。元朝日新聞『天声人語』筆者の栗田亘さんの『樹寄せ72種+3人とのエコ・トーク』がAsahi EcoBooks29として、週明けの12月10日前後には書店店頭に並ぶ予定です。名コラムニストによる、72種の「やさしく、身近で、なつかしい」木のはなし。変わる自然をファインダーから見つめる写真家・野呂希一さん、屋久島を世界遺産にした異能の元レンジャー・小野寺浩さん、京都・常寂光寺の傍らで、自然循環型生活を営む・森孝之さんの対話も収録。
本書は財団法人森林文化協会の月刊誌「グリーン・パワー」で、「今月の樹」と題した巻頭コラムに加筆修正し、そして、お三方の対話を加えたものです。それぞれの木の特徴をつかんだ、海老沢秀夫さんのイラストもステキですし、石岡実成さんのカバー・扉のデザインも秀逸です。カバー・扉のデザイン、若干仕かけをしてありますので、ぜひ見比べてください。タイトルの「樹寄せ」。「季寄せの間違いじゃないの?」「木寄せでしょ?」と思われた方、ぜひ「まえがき」をお読みください。本書を手にとっていただき、ぜひ日本の四季折々のすばらしさに触れていただければ幸いです。